ZEN AIR EIHEIJI 2024 滞在作家が決定しました。

ふくい Arts Center and Residence プロジェクト実行委員会では、2023年度より「ZEN AIR – Artist In Residence EIHEIJI」と題して、永平寺町内でアーティスト・イン・レジデンスを実施しています。 5月21日より公募しておりました本年度の滞在アーティストについて、7月の審査会を経て、Camila Svenson 氏、Miao Li 氏の2名が選出されました。

※アーティスト・イン・レジデンス:国内外の芸術家を一定期間招へいして滞在中の活動を支援。芸術家という創造的な資源を活用し、地域活性化を図る活動。

3名の審査員による総評です。

滞在期間中(9月4日~11月28日)、アーティストは、永平寺本山はもちろん、町内を巡って歴史、文化、、風土に触れ、地域の人と交流し制作のヒントを探していきます。
Camilaさんは写真や映像を、Miaoさんは立体造形を表現手段としている方です。

■アーティスト1

Camila Svenson(カミラ・スヴェンソン)
https://camilafsvenson.wixsite.com/camilasvenson
ブラジル国籍、ブラジル在住
1989 年 生まれ 34歳
インスタグラム @camilasvenson


カミラ氏は、サンパウロを拠点に美術作家、写真家、ライターとして活動するクィア(Queer)のアーティスト。カミラ氏は、人と記憶、場所の関係が、時間の作用によってどのように変化していくかに興味を持っている。

また、作品制作の過程で、参加型の手法を用いて他者を創造的なプロセスに巻き込みながら、「出会い」がどのように起こり、それが写真を媒介することで、いかに変容していくのかを研究している。

■アーティスト2

Miao Li(ミャオ・リー)
https://miaoli.nl/
中国国籍、オランダ在住 
1996 年 生まれ 28歳
インスタグラム @studiomiaoli

ミャオ氏は、オランダのアーネムを拠点に活動する中国人アーティスト/デザイナー。

工芸、植物素材、アニミズム的宇宙観などを作家活動の中心に置いている。人間と自然の多面的な関係を問い直し、再文脈化するための比喩的な表現として、儀式に使われる道具からインスピレーションを得た作品などを制作している。